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介護保険の福祉用具レンタル 全額自己負担方針へ

介護保険の費用抑制の為、要介護が軽い人へのサービス見直しのうち、特に身近な福祉用具レンタルの全額自己負担方針に、利用者から悲鳴があがっているとのこと。

おもに対象は、要介護1.2の方になるそうですが、ほとんどが年金暮らし。
現状の一割負担なら、それでも何とか生活できても、全額負担になったら利用できなくなる人も多いはず。

月額3000円程度の負担がいきなり30000円になったら生活していけなくなるでしょう。

福祉器具を利用できなくなり、家にこもりきりの生活になり、心身症状が悪化してしまうことは、容易に想像できます。

私も他人事では、ありません。
一昨年、義理母が脳梗塞で倒れました。
半年以上入院して、やっと退院できました。
それからは、ヘルパーさんやデイサービスのお世話になりながら、少しでも体の機能が回復するよう、日々頑張っています。
遠方に住んでいるので、老々介護をしてもらっています。
頻繁には行けませんが、できる限り時間を作り手伝いに行っていますが、老々介護でもなんとかやっていけるのは、ヘルパーさんやデイサービスの施設の職員の皆さんがいるからです。



日本ケアマネージメント学会の理事長の話として
「軽度者のサービス切り捨ては、頑張って生きてきた高齢者の人生を今後はお金で買えということ。できない人は人生そのものを変えられてしまう。介護保険制度の信頼が根本から崩れる。」

その通りだと思います。
今、必死にがんばって、病気から立ち直ろうと努力している人たちに、努力すると損をするような制度は意味がありません。

政治に関心を持つことは、少なかったですが、それではいけないと改めて思いました。